おすすめの蕎麦湯の飲み方 〜蕎麦湯を暮らしに取り入れる〜
今回は、蕎麦屋の食べ歩きをよくしている店主がおすすめする蕎麦湯を美味しく楽しむための飲み方と、意外な活用法をご紹介します。
特に最後に紹介する「蕎麦湯豆腐」はおすすめなのでぜひお試しください。
お店で蕎麦湯を楽しむ - まずはそのまま味わう -
お店で蕎麦を食べた後に蕎麦湯が運ばれてきたら私がいつもやっているのは、まず蕎麦猪口に残っためんつゆを全部飲み切ってしまうことです。
なぜかというと、蕎麦湯そのものの味を楽しみたいから。
蕎麦湯はお店によって個性が全然違います。
釜の茹で汁をそのまま出すお店もあれば、そば粉を溶いて特別に作ったドロッとした蕎麦湯を出すお店もあります。
香りも、とろみも、味わいもまったく違います。
最初からめんつゆが入っていると、どうしてもつゆの味が勝ってしまうので、まずは蕎麦湯だけを純粋に味わう。
こうしたほうがお店ごとの個性を楽しめると思っています。
ちなみに本当に美味しいお店だと、これだけでもグビグビ飲めてしまいますし、蕎麦湯だけで十分に満足できるほどの深い味わいを感じることも多いです。
次は自分なりにアレンジを
蕎麦湯そのものを楽しんだ後は、自分好みにアレンジしていきます。
・めんつゆを少し足す:つゆが残っていれば、ちょっとずつ加えて味の変化楽しむ
・わさびを入れる:ピリッとした刺激が加わって、また違った味わいに
・ネギを入れる:薬味の香りが立って、さらに美味しく
こうやって、最後の一滴まで蕎麦湯を楽しめるのも、蕎麦屋での醍醐味のひとつです。
自宅で蕎麦湯を楽しむ - 七味唐辛子を少し加える -
自宅で乾麺や生麺のそばを茹でた後、その茹で汁が蕎麦湯になります。
ただ、どうしてもお店の蕎麦湯に比べると味が薄めになりがちです。
お店のように何度も同じ釜で茹でているわけではないので、そば粉の成分があまり溶け出していないんですね。
そんな時は、七味唐辛子を少し加えるのがおすすめです。
薄い蕎麦湯をそのまま飲むよりも、七味唐辛子をぱらりと入れて香りや辛味を楽しむほうが満足感があります。身体も中から温まるので寒い日にもおすすめです。
余った蕎麦湯の意外な活用法
もし蕎麦湯が余ってしまったら捨てるのはもったいないです。 冷蔵庫で保存すれば、翌日まで十分飲めます。
ここからは、ちょっと意外な蕎麦湯の使い道をご紹介します。
① 味噌汁に使う
蕎麦湯にはルチンなどの栄養成分がたっぷり溶け出しています。それを味噌汁のだし代わりに使うと、栄養も摂れて一石二鳥。
風味も強くないので味を邪魔することもありません。
② うがいに使う
意外かもしれませんが、蕎麦湯でうがいをするという使い方も。
実際にうちの蕎麦湯を使っている方で、「喉が潤って、調子が良くなった」という口コミをいただいたことがあります。
特に寒い時期や乾燥している季節には、蕎麦湯を取っておいて、うがいに使ってみるのもありかもしれません。
③ 湯豆腐に使う (これが一番のおすすめ!)
個人的にめちゃくちゃおすすめなのが、蕎麦湯豆腐です。
昔働いていたお店で「そば湯豆富」というメニューがあったのですが、作り方は本当にシンプル。蕎麦湯の中に豆腐を入れて、温めるだけ。
それだけなのに、豆腐にほんのりそばの香りがついて、ちょっとほっこりする味になるんです。しかも栄養もしっかり摂れる。
ポイントは、ちょっといい豆腐を使うこと。
スーパーで売っている安い絹ごし豆腐だと、あまり美味しさが伝わらないことがあります。
大豆の香りや旨味がしっかりしている、ちょっといい豆腐を使うと、蕎麦湯との相性が抜群です。
手軽にできて、栄養もあって、美味しい。蕎麦湯が余ったときには、ぜひ試してみてください。
蕎麦湯は、最後まで楽しもう
お店で出される蕎麦湯も、自宅で茹でた後の茹で汁も、どちらも立派な「蕎麦の一部」です。
そのまま飲んでもよし、アレンジしてもよし、料理に使ってもよし。
蕎麦を食べた後の一杯を、ぜひ最後まで大切に味わってみてください。